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リング選びの基礎知識

リング選びの際に知っておいて役立つ知識が満載!

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エンゲージリングについて

エンゲージリングは、紀元前1 世紀の古代ローマ時代に結婚の契約の証として、シンプルな鉄の輪を贈ったことが始まりとされています。その後、金の指輪や宝石をあしらった指輪になり、今のようなカタチになったそうです。現在では、婚約の記念品として男性から女性に贈られます。日本では、結納記念品として婚約指輪を渡すこともあります。
用いられる宝石はダイヤモンドが一般的で、傷つくことなく永遠に輝き続けることから、「愛が永続的に続く」という意味からエンゲージリングとして相応しいと多くのカップルに選ばれています。素材も変色・変質することなく、美しい白さを保つことができるプラチナが人気です。

マリッジリングについて

マリッジリングは、古代ローマ時代に結婚の証としてお互いに身につけていた指輪を交換するようになり、11世紀頃結婚式の儀式として一般的に広まりました。指輪の丸いフォルムが「永遠」を象徴し、「永遠の絆」を表していると言われています。

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薬指にはめる理由

古くから、左手の薬指の血管は心臓とつながっていると信じられており、ブライダルリングを左手の薬指に付けるようになったということです。
また、左手は「信頼」、薬指は「愛情」を表すとされ、ふたりの愛が永遠に結びつくために左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったともいわれています。

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エンゲージリングのデザイン

ソリティア

リングの中央に1石配したデザイン。立て爪リングはエンゲージリングの定番スタイル

メレ

両サイドにメレ(小粒石)をあしらったデザイン。メインの石を引き立てる飾りとして使われる。

スリーストーン

3石が並んだスタイル。それぞれ、過去・現在・未来を意味する。アレンジも様々。

パヴェ

フランス語で「敷石」を意味し、メレを隙間無く敷き詰めたデザイン。

エタニティ

ダイヤをリングの周囲にとぎれることなく並べたデザイン。半周並べたモノはハーフエタニティ。

モチーフ

フラワーやハート、リボン等モチーフを象ったデザインのリング。

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ダイヤモンドのセッティング

エンゲージリングのダイヤモンドのセッティングで1 番人気なのが、1890年にティファニー社が考案した「ティファニーセッティング」と呼ばれるタイプです。6本爪にダイヤモンドを設置し、ダイヤモンドが最も美しく見えるよう設計されています。
マリッジリングでは、常に身に着けるものということもあり、邪魔にならないよう埋め込みがほとんどです。

指のタイプ別 オススメリング

手がキレイに見えるリング選びのポイントをお教えします。リングのデザインで指を長く見せたり、細く見せたりできますので、自分の指に似合うデザインを知っておけば、キレイで着け心地がいいリングに巡り会えます!

太めで短い指

中央に宝石を配置したタイプ

中央にポイントを置くことで、指の太さを二分して細く見せます。

アームに動きがある

直線的なものよりリングに表情が出るので、太さが気になりません。

V字タイプ

縦のラインをつくり、視覚効果で長く見せます。

太めで長い指

幅広タイプ

横のラインが強調されますが、指が長いため、バランスよく着けられます。

縦長タイプ

指の長さを強調し、太さを感じさせません。

太めのV字タイプ

細く長く見せることができます。

細くて短い・細くて長い指

細めの指は、長短に関わらず比較的どんなデザインでも似合いますので、ストレートタイプのリングから個性的なデザインまで、いろいろなデザインに挑戦してみてください。

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プラチナについて

変色・変質することなく、美しい白さを保つことができるプラチナは、地球上のすべての採掘量を合わせても6mしかないと言われています。そして、マリッジリング1本分3g(レディース用)のプラチナを採掘するのに、原鉱石約1トンが必要です。鉱脈から採掘された後、8日かけて精錬し、ふたりのリングの元となるプラチナが出来上がります。
プラチナ等の貴金属は、そのままでは硬さや強さが出にくいため、加工用に合金されています。「950」とはその合金の純度のことで、純度の表記を『品位』と呼びます。貴金属の品位は1000分率が使われ、950/1000(95%)の割合でプラチナということになります。
プラチナギルドインターナショナルでは、プラチナの世界基準純度を950と定めています。
温泉の硫黄分や漂白剤、プールの塩素、汗などでも変色することのない純粋な白色は、結婚のイメージにピッタリな素材として選ばれています。

金について

ゴールドは、希少性が高く、色合いが美しく加工しやすい安定した性質から、古くから世界中でアクセサリーや金貨、美術品として用いられてきました。30カ国以上で産出されています。
まったく混じりけのないものは純金と呼ばれ、一般的な18金は、18/24が純金で、残りの6/24が純銀や純銅、パラジウムを用いられています。この純銀や純銅、パラジウムをそれぞれ金に加え、ゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドを作ります。ゴールドカウンシルでは18金を金の基準純度に定めており、これは世界中に浸透しています。

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原材料費

★地金代
指輪の素材となる金属の価格です。ブライダルリングは主にプラチナと金で作成します。金よりもプラチナのほうが価格が高く、同じ金属でも純度により価格が違ってきます。

★宝石代
エンゲージリング・マリッジリングには、多くの場合ダイヤモンドを使いますので、ダイヤモンドも原材料費に含まれます。ダイヤモンドの価格の違いは重量や品質等により価格が違います。
大きいダイヤモンドを選ぶと、地金より石の方が高くなります。

制作費(クラフト費用)

制作費は指輪を作るまでの作業代です。
量産型の場合だと、ワックスで原型を作り、溶かしたプラチナや金を流し込み、固め、研磨して仕上げます。
ここまでが制作費となります。
原型作りや仕上げ磨きは複雑な作りなればなるほど技術が必要となり、ここでも料金に差が出ます。
フルオーダーになると、原型・ゴム型がオリジナルになるため、料金も高くなります。
他にも製造方法がたくさんあり、料金も違ってきます。

指輪の価格

原材料費(地金+宝石)+制作費(クラフト費用)で指輪の価格は決まります。
ブライダルリングはシンプルな作りのものが多いので、この中でも「地金代」の影響を最も受けやすくなり、一般的には太くて重い指輪は高額に、細くて軽い指輪がリーズナブルになります。

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鋳造と鍛造の違いは?

★鋳造
鋳造製法は、ワックスで原型を作り、溶かした金やプラチナを流し込み、固めて作成します。
硬い金属を加工する必要がないため、デザインの自由度が高く、複雑なデザインが可能です。一度型を作成すれば、量産ができるため、コストを抑えることができるのも特徴です。

★鍛造
「鍛造(たんぞう)」とは、金属を加工する技法の一種です。金属をハンマー等で叩いて、圧力を加えながら金属を鍛え、強く固く、歪みにくくします。そうすることで金属内部の「す(気泡)」がなくなり、高密度で手触りの良い艶のある質感になります。丈夫で長持ちします。
そのかわり、制作に時間がかかったり、手間がかかる分お値段も高めになります。

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4Cとは

ダイヤモンドは、「4C」と呼ばれる4つの品質基準で鑑定されます。
・CARAT 重量
・COLOR カラー
・CLARITY 透明度
・CUT カット

この4つの評価基準でダイヤモンドの価格が決まります。

【CARAT】重量

カラットはダイヤモンドの重量のこと。1ctは0.2gで、重くなるほど希少価値が高くなります。

【COLOR】色

カラーは、ダイヤモンドの色の評価です。完全無色の「D」から黄色がかった「Z」までの23段階でランク付けします。無色なほど良質で「D」が最高ランクになります。

【CLARITY】透明度

ほとんどの天然のダイヤモンドには「内包物」と呼ばれる不純物や傷があります。この内包物や傷の大きさや位置、数により、クラリティの評価が決まります。最高は「FL(Flawless)」で、「IF(Internally Flawless)」、「VVS(Very Very Slightly)1」「VVS(Very Very Slightly)2」「VS(Very Slightly)1」「VS(Very Slightly)2」「SI(Slightly Included)1」「SI(Slightly Included)2」「I(Imperfection)1」「I(Imperfection)2」「I(Imperfection)3」まで、全11段階。

【CUT】形状

カットとは研磨状態の評価で、原石を輝きが出るように削り、カタチを整え、磨きあげていくことです。ダイヤモンドの輝きはカットで決まると言っても過言ではありません。
「プロポーション」ダイヤモンドの形、「ポリッシュ」表面研磨、「シンメトリー」対称性を鑑定し、最高ランクの「EXCELLENT」から、「VERYGOOD」「GOOD」「FAIR」「POOR」の5段階で評価します。
「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれる58面体が一般的なエンゲージリングに用いられるなカットです。

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指輪を贈るということ

なぜ男性は女性に婚約指輪を贈るのでしょうか?
なぜ結婚したら結婚指輪をつけるのでしょうか?
それはともに単なる義務として行うものではありません。
確かに結婚指輪は周りに対して既婚であることを証明しますし、
挙式のときには必要なものでもあります。
しかし男性にとって「結婚」とは、今後一生1人の女性を守るという決意に他なりません。
そしてその決意は相当なものだと思います。
婚約指輪はそんな男性の想いを込めて贈ることのできるかけがえのないものだと考えますし、
結婚指輪はお互いが「ずっと傍にいたい」という気持ちを表した、常につながりを感じることのできる最幸のものだと考えます。
これからおふたりにとっての大切な指輪選びをされる前に、今一度「指輪を贈るということ」、そして「何のために指輪をつけるのか?」ということを考えるきっかけとなれば幸いです。
そんな想いを込めながら指輪選びをされることが、指輪選びの最大のポイントなのかもしれません。
皆様が最幸の指輪に出会われますことを、心よりお祈り申し上げます。

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